作詞・作曲 ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
リード・ヴォーカル ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
コンビネーション抜群のコーラスワーク。意外な展開をみせるサビのメロディなど初期の隠れた名曲のひとつ。
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ゼアズ・ア・プレイス(There’s A Place)は、ビートルズのファーストアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録された楽曲である。
レノン=マッカートニーの作品。実質的にはジョン・レノンの作品。ボーカル、もジョンが担当。メインはジョンのダビングによるコーラスであるが、サビの部分”Don’t you know that is so?”でポールがオクターブユニゾンで高音部をつけている。
1963年2月11日に録音された。午前の1曲目、アルバム用セッションの最初に録音が開始されている。午前中に10テイク録音をし、午後に第10テイクにハーモニカをオーバーダビングしたものが完成テイクとなっている。
この曲は当時のポピュラー音楽で恋愛に関する曲が定番であった時期に、ジョンが当時の自分の内面を吐露した楽曲で、『落ち込んだとき、僕には逃げ込める場所がある。それは、僕の心の中』と歌っている。
後にジョンは『ヘルプ!』やソロになってからの『イマジン』などに見られるように、ストレートに自分の気持ちを曲によって代弁するスタイルの曲作りを行い、それがジョン・レノンの魅力となっていくのだが、そのスタイルの第一歩を示した曲として重要な位置づけを持った曲である。ただし、見方によっては単純なラブ・ソングとも取れる歌詞ではある。
この頃からジョン・レノンは、売れる曲を作るアイドルスターからアーティストへの成長を始めていく。
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1. I Saw Her Standing There(アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア )
2. Misery(ミズリー)
3. Anna (Go to Him)(アンナ)
4. Chains(チェインズ)
5. Boys(ボーイズ)
6. Ask Me Why(アスク・ミー・ホワイ)
7. Please Please Me(プリーズ・プリーズ・ミー)
8. Love Me Do(ラヴ・ミー・ドゥ)
9. P.S. I Love You( P.S.アイ・ラヴ・ユー)
10. Baby It’s You( ベイビー・イッツ・ユー)
11. Do You Want to Know a Secret( ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット)
12. Taste of Honey(密の味)
13. There’s a Place(ゼアズ・ア・プレイス)