ペニーレインはリヴァプールにあるバス通りの名前
「ペニー・レイン」(Penny Lane)は、1967年2月にビートルズが発表した14枚目のオリジナル・シングル曲。両A面シングル曲で片面は「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」。ペニーレインはリヴァプールにあるバス通りの名前である。ポールがアラートンの自宅からリヴァプールの町へ行くときにはいつもこの通りを通っていた。ポール・マッカートニーはこの曲をジョンの「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」に触発され作ったと言われている。
曲中で歌われる床屋や街角の銀行は健在で、何の変哲もない小さな通りながらもビートルズゆかりの地や名所として人気が高い。プロモーション・ビデオでもペニー・レイン通りの映像が見られるが、ビートルズのメンバーが映っているシーンはロンドンのストラトフォードにあるエンジェル・レイン周辺と、ケント州セヴノークスのノール・ハウスを囲むノール・パークの2か所で撮影している。
この曲では、ジョンがピアノを、ジョージはコンガを担当。
ペニーレインの道路標識は盗難が相次いだ
この曲のヒットで Penny Lane の標識の盗難が相次ぎ、一部では標識はとりやめになりペンキで描かれるようになった。
小説家のクライヴ・バーカーは、少年時代をペニー・レイン通りで過ごしたが、そこが「ペニー・レイン通り」であることを知らなかったという。その理由は、「ペニー・レイン」を示す町の標識が、ビートルズのファンの書き込んだ名前などの悪戯書きで埋めつくされていて、通りの名称部分が見えなかったからであった。
エンディングにトランペットソロがあるバージョン
曲のエンディングにトランペットソロがあるバージョンと、これが削られているバージョンの2通りがある。当初は前者がベストとされ、放送局向けプロモーション用音源としてアメリカに送られた。しかし、その直後、更なる改善を図るために後者のバージョンが作られ、後者が一般発売用の正規バージョンとなった。前者の削られたトランペットソロは「アンソロジー2」に収録されたバージョンで聞くことができる。
「Penny Lane」チャート最高順位
- 2位(イギリス)
- 1位(アメリカ・Billboard Hot 100)
「Penny Lane」収録アルバム
『マジカル・ミステリー・ツアー』
『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』
「Penny Lane」歌詞
「Penny Lane」和訳
ペニー・レインには床屋さんの店があって
今まで散髪した人たちの写真がずらりと飾ってある
行き交う人々はみんな立ち止まって
こんにちは と挨拶していく
角にいるのは車を持ってる銀行マン
小さい子供たちが後ろから彼を笑う
あの銀行マンはどんなどしゃ降りでもレインコートを着ないんだ
とても変わってるよね
ペニー・レインの雑踏、風景は僕の心の中にある
郊外の青い空の下にあるあの町を
僕は腰を降ろし、しみじみ思い出す
ペニー・レインには砂時計を持った消防士がいて
女王の肖像をポケットに入れて持ち歩く
消防車を綺麗に磨き上げ
いつもピカピカさ
ペニー・レインの雑踏、風景は僕の心の中にある
夏にはフィッシュ&フィンガー・パイ
ちょうど そのころ
ロータリーの真ん中にある待合所の陰で
きれいな看護士さんがトレイにのせたポピーを売っている
彼女はお芝居に出ているような気分になっている
役を演じているんだ
ペニー・レインの床屋さんはいつものようにお客のひげを剃る
銀行マンが散髪してもらおうと順番を待っている
そこへどしゃ降りの雨の中から消防士が駆け込んでくる
奇妙な光景だ
ペニー・レインの雑踏、風景は僕の心の中にある
郊外の青い空の下にあるあの町を
僕は腰を降ろし、しみじみ思い出す
ペニー・レインの雑踏、風景は僕の心の中にある
郊外の青い空の下にあるあの町を
ペニー・レイン