ラバー・ソウル 赤盤-The Red Album

Norwegian Wood (ノーウェジアン・ウッド(ノルウェーの森) )ビートルズ歌詞・対訳・youtube

インドの楽器シタールをはじめてレコーディングに用いた曲

1965年12月3日に発売された6作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ラバー・ソウル』のA面2曲目に収録された。レノン=マッカートニーの作。リード・ヴォーカルはジョン・レノン。

ジョージがインドの楽器シタールをはじめてレコーディングに用いた曲、以降、ジョージはインドの楽器を意欲的にロックにミックスしていく。このサウンドはローリング・ストーンズなどイギリスのバンドに多大な影響を与えた。

ジョンが不特定多数の女性との情事を凝りに凝って表現してみたいという衝動にかられ一気に書き上げた作品。

歌詞内容についてレノン自身は、ローリング・ストーン誌やプレイボーイ誌のインタビューで「当時の妻シンシアに気付かれないように、他の女性との浮気を書いたもの」と説明している。一見ふられたような歌詞にも受け取れるが、"最後の火をつけるラインはポールによるもので、ポールの解説によれば風呂で寝ることになってしまった復讐をするために、その場所を燃やしてしまうことにしたというもの。

リード・ヴォーカルおよびアコースティック・ギターはジョン・レノン、バッキング・ヴォーカルはポール・マッカートニーが担当し、ジョンの発案によりイン ドの民族楽器であるシタールがジョージ・ハリスンによって演奏されている。レコード化されたポピュラーミュージックにシタールが使用されたのはこれが初め てのことであると言われていた。アルバム『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』には別ヴァージョン(お蔵入りになっていた第1テイク)が収録されてい る。

原題の"Norwegian Wood"が何を意味するか歌詞中に明確に描かれていないため、邦訳には、「ノルウェーの森」や「ノルウェー製の家具」などがある。

ポール・マッカートニーは次のように解説している。"Peter Asher had just done his room out in wood, and a lot of people were decorating their places in wood. Norwegian wood. It was pine, really, just cheap pine. But it's not as good a title, is it, "Cheap Pine"?"(ピーター・アッシャー(フォークデュオ「ピーター&ゴードン」のメンバーで当時のポールの恋人ジェーン・アッシャーの兄)は部屋の内装をすっかり木造にしていたよ。多くの人が木材で部屋を飾り付けていたんだ。ノルウェー産の木材、松の木のことだよ。安物の松材さ。でも「安物の松材」じゃタイトルにならないだろ?)

つまり、彼女の部屋に入ってみるとノルウェー産の木材で内装された「ウッド調の部屋だった」ということをあらわしており、woodは木材を指している。また、英国では"Norwegian wood"はしばしば労働階級の人が住むアパートの内装に使われる安物の木材を指すことがあり、そうした部屋に住んでいる彼女は、大して裕福ではない娘を表しているともいわれている(さらに部屋には椅子も置いていないと歌われている)。

大津栄一郎によれば、"wood"という単語は、"the wood"と定冠詞がつく場合以外の単数では森を意味しないという。「森」は語学的におかしく、「ノルウェイ材の部屋」のような訳の方が正しいのではないかとしている。ただし一方で、「ノルウェーの森」の方がタイトルとしてははるかに良いということも述べている。

また、村上春樹は、「ジョージ・ハリソンのマネージメントをしているオフィスに勤めているあるアメリカ人女性から『本人から聞いた話』」として、"Knowing she would"(オレは彼女がそうすると(俗的に言えば「ヤらせてくれる」と)知って(思って)いた)という言葉の語呂合わせとして、"Norwegian Wood"とした、という説を紹介している。

なお、当初『ノルウェーの森』と訳されたことについては、邦題を名づけた高嶋弘之(当時東芝音楽工業でビートルズ担当のディレクター)が「意味をとり間違えた」とコメントしている。

モノラル・ヴァージョンには最初の中間部(0'38")に小さく咳払いが入る。

 

「Norwegian Wood」収録アルバム

『ラバー・ソウル』
『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
『ラヴ・ソングス』
『ビートルズ バラード・ベスト20』
『リヴァプールより愛を込めて ザ・ビートルズ・ボックス』
『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』

 

「Norwegian Wood」歌詞

 

 

「Norwegian Wood」和訳

あるとき 女を引っかけた
いや こっちが引っかけられたのか
彼女は僕を部屋に案内してくれた
ノルウェーの森にいるような洒落た部屋さ

泊まっていったらと彼女は言い
そしてどこにでも好きなところに座ってと
そこで 僕は部屋を見まわしたけど
椅子なんてひとつもなかった

ラグの上に腰をおろし
ワインを飲みながら時間をつぶした
すっかり話しこんで午前2時になった
すると彼女 ”私、もう寝なくちゃ”ときた

朝から仕事があるのよ
彼女は笑っていったんだ
こっちは空いてるぜと言ってはみたが始まらず
僕はしかたなく風呂で寝ることにした

翌朝 目が覚めると僕は一人ぼっち
かわいい小鳥は飛んでいってしまった
僕は暖炉に火をつけた
なんてこった ノルウェーの森みたいな部屋で

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