Strawberry Fields Forever(ストロベリー・フィールズ・フォーエバー)ビートルズ歌詞・対訳

ジョンの自宅の近くにあった孤児院をモチーフに作られた曲

1967年2月にビートルズが発表した14枚目のオリジナル・シングル曲。両A面シングル曲で片面は「ペニー・レイン」。レノン=マッカートニーの作品。実質的にはレノンの作った楽曲である。リードヴォーカルはジョン・レノン。リヴァプール郊外にある救世軍が運営する戦争孤児院”Strawberry Field”をモチーフにしているが、本人はそれが実在したという記憶は無く、架空の場所とインタビューで答えていた。ビートルズのサイケデリック期における傑作として評価されている。イントロのメロトロンはポール、テーブル・ハープはジョンが演奏。

 

「ポール死亡説」を裏付ける一因!?

終盤のジョンの2回の言葉が”I buried Paul”(ポールを埋めた)と聞こえると話題になり、「ポール死亡説」を裏付ける一因とされたが、ジョンによれば”Cranberry Sauce”(クランベリーソース)と言っているだけとのことだった。実際『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』収録のこの曲のアウト・テイクでもはっきりと2回”Cranberry Sauce”と言っているのが聴くことができる。

 

 

なおモチーフとなったストロベリー・フィールド孤児院(救世軍子供の家)は、ビートルズ・ファンの訪問が絶えない場所であったが、入居する孤児が減少したことと、孤児のためには孤児院よりも里親制度のほうが好ましいとの運営側の判断から2005年に閉鎖された。建物の存続も心配されたが、その後2006年10月、祈祷や瞑想のための部屋を備えた修道施設として再オープンした。

 

プロモーション・フィルムはカラー映像で制作されており、当時としては珍しく演奏シーンの全くないものとなった。「ペニー・レイン」と2曲分が制作された。

イギリスで「プリーズ・プリーズ・ミー」以来続いていたヒットチャート1位を逃した初のシングル。

若い女性に人気のブランド「STRAWBERRY-FIELDS」のブランド名の由来はもちろんこの曲。(ビートルズ好きの社長が命名)

 

「Strawberry Fields Forever」チャート最高順位

  • 2位(イギリス)
  • 8位(アメリカ)

「Strawberry Fields Forever」収録アルバム

『マジカル・ミステリー・ツアー』
『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』
『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』
『ラヴ』

「Strawberry Fields Forever」歌詞

 

 

「Strawberry Fields Forever」和訳

連れて行ってあげよう
僕も行くところだから ストロベリー・フィールズへ
そこでは何もかもが幻
何一つ こだわることもない
ストロベリー・フィールズよ 永遠に

現実に目をそむけて生きるのは簡単さ
見るものすべて 僕らは誤解をしてしまうからね
一人前になるのは大変だけど どうにかなるもんさ
僕には関係ないけどね

連れて行ってあげよう
僕も行くところだから ストロベリー・フィールズへ
そこでは何もかもが幻
何一つ こだわることもない
ストロベリー・フィールズよ 永遠に

僕の木には誰一人いない
きっと高すぎるのか 低すぎるのだろう
それはつまり 君とは調子が合わないってこと でも大丈夫
そんなに悲観するようなことじゃない

連れて行ってあげよう
僕も行くところだから ストロベリー・フィールズへ
そこでは何もかもが幻
何一つ こだわることもない
ストロベリー・フィールズよ 永遠に

いつも いや時々 それが僕だと思ってほしい
でも わかってるよね 夢なら夢だとわかってる
その つまり ”イエス”ってことさ
でも 全部間違っていて
つまり 僕は認めたくないのさ

連れて行ってあげよう
僕も行くところだから ストロベリー・フィールズへ
そこでは何もかもが幻
何一つ こだわることもない
ストロベリー・フィールズよ 永遠に