アコースティック・ギターの音色が美しいラブ・バラード
ビートルズ初主演映画「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」の挿入歌。はじめの部分をポールが、中間部の8小節をジョンが書いたラブ・バラード。ジョージのアコースティックギターも美しい。楽曲は途中で半音上げて転調し曲調に変化を付けている。接続詞から始まるタイトルは斬新だった。
ジョンはギブソン・J-160Eをアンプを通さず、ジョージはホセ・ラミレスのガット・ギターを使用しているので、ポールのベース以外はアンプを通していない。リンゴはボンゴとクラベスを担当している。
1964年発売のアルバム『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』に収録されている。アメリカではシングルカットされ、ビルボード誌最高第12位となったが、同誌の1964年年間トップ100にはランクインしなかった。また、キャッシュボックス誌では最高第14位を記録している。アメリカでは50万枚以上の販売を記録している。
アルバムと同名の映画では何故かアルバム収録版よりも半音低いバージョンが使用されている。
「And I Love Her」チャート最高順位
- 14位 (イギリス)
- 12位 (アメリカ・Billboard Hot 100)
- 10位(日本、ミュージック・マンスリー洋楽チャート、1964年当時)
「And I Love Her」収録アルバム
『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』
『サムシング・ニュー』
『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
『ラヴ・ソングス』
『レアリティーズ Vol.2』
『ビートルズ バラード・ベスト20』
『リヴァプールより愛を込めて ザ・ビートルズ・ボックス』
『リール・ミュージック』
『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』
「And I Love Her」和訳
僕の愛のすべてを彼女に捧げよう
彼女をみたら 君だって好きになるさ
彼女を愛してるだ
彼女は僕にすべてをくれる とてもやさしくね
彼女のくちづけは僕だけのもの
彼女を愛してるだ
僕らの愛は決して終わったりしない
彼女が僕のそばにいる限り
暗い夜空に輝く星のように
僕のこの愛はいつまでも変わらない
彼女を愛してるだ