心のラヴ・ソング (Silly Love Songs) は、1976年にポール・マッカートニー(Paul McCartney )率いるウイングス(Wings)が発表した楽曲、及び同曲を収録したシングル。
アルバムでは『スピード・オブ・サウンド』収録。またベストアルバムでは『グレイテスト・ヒッツ』『オール・ザ・ベスト』『夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー〜』に収録されている。また『ウィングス・オーヴァー・アメリカ』にライヴ版が、『ヤァ!ブロード・ストリート』に別テイクが入る。シングルカットは1976年4月。
評論家のリチャード・ゴールドシュタインに「ポールはバラードしか書けない」と批評された事に対し、ポールが「馬鹿げたラヴ・ソングの何が悪い?」と切り返した曲とされる。また一説では、ビートルズ解散後確執の続いていたジョン・レノンの「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?」(1971年)への反論とも言われるが、両曲の発表年は5年も開いており、また「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?」を受けた直後にポールも「サム・ピープル・ネヴァー・ノウ」でやり返していることなどから、信憑性は低い。
イギリスでチャート2位*を記録した。アメリカのビルボード(Billboard)誌では、1976年5月22日に1位の座に着くものの翌週から2週にわたりダイアナ・ロスのラブ・ハングオーバーにその座を獲られた後返り咲き4週連続第1位計5週、週間ランキング第1位を獲得。ビルボード誌1976年年間ランキングは第1位。
独特のイントロは、ピンク・フロイドの「マネー」のテープループに触発されたという。
ところでこのイントロは、日本の幼児番組『ひらけ!ポンキッキ』で頻繁に効果音として用いられていた(懐かしいw)
曲名リスト
1. 幸せのノック
2. ザ・ノート・ユー・ネヴァー・ロウト
3. 僕のベイビー
4. 愛の証し
5. ワイノ・ジュンコ
6. 心のラヴ・ソング
7. クック・オブ・ザ・ハウス
8. やすらぎの時
9. マスト・ドゥ・サムシング
10. サン・フェリー・アン
11. やさしい気持
12. ウォーキング・イン・ザ・パーク・ウィズ・エロイズ
13. ブリッジ・オーヴァー・ザ・リヴァー・スイート
14. サリー・G