Aメロをおもにポール、悲観的なサビの部分をジョンが作曲
「恋を抱きしめよう」(”We Can Work It Out”)は、1965年12月にビートルズが発表した11枚目オリジナル・シングル曲であり、初の両A面シングルである(片面は「デイ・トリッパー」)。
レノン=マッカートニーの作品。リード・ボーカルはポール、ミドルエイトではジョンもリード・ボーカルを取っている。途中で三拍子になるアレンジはジョージ・ハリスンのアイデアである。ビートルズはこの曲を1965年12月のイギリス・ツアーで演奏している。
Aメロをおもにポール、悲観的なサビの部分をジョンが作曲した。ジョージはギターを置き、タンバリンのみを担当。
この曲は日米ではA面扱いで、「デイ・トリッパー」をB面に発表された。アメリカのビルボード(Billboard)誌では、1966年1月8日にチャートで1位に輝いている。同1966年年間ランキングは第11位。キャッシュボックスでは4週連続第1位を獲得し、年間ランキング第11位を記録している。アメリカでは100万枚以上のセールスを記録している。イギリスでも130万枚以上のセールスを記録した。なお、この曲は「デイ・トリッパー」同様アメリカではキャピトル編集盤『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』に収録された。
「We Can Work it Out」チャート最高順位
- 1位 (イギリス Singles Chart)
- 1位 (アメリカ Billboard Hot 100)
「We Can Work it Out」収録アルバム
『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
『パスト・マスターズ Vol.2』
『ザ・ビートルズ1』
「We Can Work it Out」和訳
僕みたいに考えてごらん
こうやって延々と話さないとダメなのかい
自分の立場にこだわってたら
二人の愛がはかなく消えても構わないってことになるよ
僕らならきっとうまく行く うまく行くさ
自分の言ってることを考えてごらん
間違っているかもしれないのに それでもいいというのかい
僕の言ってることを考えてみろよ
二人で力を合わせて何とかするか ここでサヨナラするかのどっちかなんだ
僕らならきっとうまく行く うまく行くさ
人生はとても短いんだ
くだらないことでケンカしている暇はないよ
そんなのバカげてると思わないか
だから もう一度君に頼みたい
僕みたいに考えてごらん
僕が正しいかどうかは時間がたってみなけりゃわからないけど
自分の立場にこだわっていると
下手すりゃ じきに別れ別れになってしまうかも
僕らならきっとうまく行く うまく行く