アメリカ市場を席巻した初期の代表作
「抱きしめたい」(”I Want To Hold Your Hand”)は、1963年11月にビートルズが発表した5枚目のオリジナル・シングル曲である。
ジェーン・アッシャーの家の地下室でゴスペル・ソングを真似て書いた曲である。イギリスでは5枚目のシングルとして発売された。イギリス初のミリオン・セラー曲。アメリカおよび日本などにビートルズの名前を世に知らしめた記念すべきデビュー・レコード。アメリカでは発売後1週間で 80万枚、2週間で100万枚を突破、4週間で250万枚を売りつくす大ヒットとなった。あまりの売れ行きに発売元のキャピトルではプレスが間に合わず、 RCAビクターにプレスを頼み込んだという逸話さえ残っている。
レノン=マッカートニーの作品。ボーカルはジョン・レノンとポール・マッカートニー。すべての楽器がリフをキメるダイナミックなイントロから始まり、中間 部(ブリッジ)は、1回目がユニゾン、2回目はジョンがメロディを歌い、ポールがその上のハーモニーをつけている。 曲調はアメリカ的なゴスペルを意識したものであり、結果的にはこの曲でアメリカ市場を席巻することになった。
ボブ・ディランはこの曲の一節”I can’t hide”を”I get high”と勘違いし、「ビートルズがドラッグソングを歌っている!!」と思ったという。ちなみにディランがフォークソングからロックに転向するきっかけとなった曲であるとも言われる。
「I Want to Hold Your Hand」チャート最高順位
- 1位(イギリス、アメリカ・Billboard Hot 100)
- 3位(日本、ミュージック・マンスリー洋楽チャート、1964年当時)
「I Want to Hold Your Hand」収録アルバム
『ミート・ザ・ビートルズ』
『ビートルズ!』
『オールディーズ』
『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
『ザ・ビートルズ/グレイテスト・ヒッツ』
『ザ・ビートルズ・ビート』
『リヴァプールより愛を込めて ザ・ビートルズ・ボックス』
『ビートルズ・イン・イタリー』
『20グレイテスト・ヒッツ』
『パスト・マスターズ Vol.1』
『ザ・ビートルズ1』
『ラヴ』
「I Want to Hold Your Hand」和訳
そうさ 君に話があるんだ
きっと分かってくれると思うけど
僕から告白するね
君を抱きしめたい
君を抱きしめたい 君を抱きしめたいんだ
ねぇ 頼むから言ってくれないか
僕を彼氏にするって
お願いだから言ってよ
抱きしめていいって
君を抱きしめたい 君を抱きしめたいんだ
君に触れると幸せな気持ちになる
すばらしい気分さ この恋は
とても隠しきれるものじゃない
そうさ 君には魅力があるんだ
分かってくれると思うけど
僕から告白するね
君を抱きしめたい
君を抱きしめたい 君を抱きしめたいんだ
君に触れると幸せな気持ちになる
すばらしい気分さ この恋は
とても隠しきれるものじゃない
そうさ 君には魅力があるんだ
わかってくれると思うけど
その魅力を感じると
君を抱きしめたい
君を抱きしめたい 君を抱きしめたいんだ
君を抱きしめたいんだ