【ロンドン9日時事】「ビートルズは若者の英雄などでなく、商業目的で若者文化を搾取した資本主義者だ」-。1960年代に世界中の若者を熱狂させたビートルズについて、英ケンブリッジ大学の歴史学者がこのような批判的見解を発表、話題になっている。
音楽界を超える多大な影響力を持つビートルズは、60年代の若者文化の象徴と広く解釈されている。しかし、同大社会・政治学部のデービッド・ファウラー博士は9日公表の「現代英国における若者文化」と題する論文で、「当時の若者文化の最前線にビートルズがいたとする見解は真実でない」と指摘。
2008年10月10日6時23分配信