作詞・作曲 ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
リード・ヴォーカル リンゴ・スター
ジョンとポールの共作。アニメーション映画「イエローサブマリン」の主題歌。歌詞があまりにも単純なので裏に深い意味があるのではないかとファンの間で話題になったがポールは「特別な意味はない。子供の歌を作ろうと思って作っただけだ」と語っている。
僕が生まれた町に
ひとりの船乗りが住んでいて
潜水艦の国で暮らしたときのことを
僕らに話してくれた
そこで 僕らは太陽に向かって出航し
やがて緑の海を見つけた
そして 揺らめく波の下
黄色い潜水艦で生活した
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ビートルズ自身が主人公となるアニメ映画『イエロー・サブマリン』のテーマ曲
「イエロー・サブマリン」 (”Yellow Submarine”)は、1966年8月にビートルズが発表した13枚目のオリジナル・シングル曲。両A面シングル曲で片面は「エリナー・リグビー」。
レノン=マッカートニーの作品。実質的にはポール・マッカートニーの作品であるが、ミュージシャンのドノヴァンが歌詞を手伝っている。リードヴォーカルはリンゴ・スターとポール・マッカートニー(中間部)。1966年に同年に発売されたビートルズの7枚目のアルバム『リボルバー』と同日発売シングルとして発表された。歌詞があまりにも単純なので裏に深い意味があるのではないかとファンの間で話題になったがポールは「特別な意味はない。子供の歌を作ろうと思って作っただけだ」と語っている。ビートルズのメンバーのほのぼのとした歌いまわしと、楽曲の内容とがマッチして大いにヒットし、ポールの代表曲のひとつとなった。
「子供の歌」として発表されたこの曲だが2年後ビートルズ自身が主人公となるアニメ映画『イエロー・サブマリン』のテーマ曲としてリエントリーされ、翌1969年のサウンド・トラック・アルバム『イエロー・サブマリン』にも収録された。解散後は『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』『イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜』『ザ・ビートルズ1』の編集版アルバムに収録されている。また、本来アルバムバージョンとして製作されていたイントロにリンゴの語りが入ったものがシングル「リアル・ラヴ」に収録されている。
「イエロー・サブマリン」のリアル・ステレオ・ヴァージョンは1966年8月(本曲のシングル盤と同時)にリリースされたアルバム『リボルバー』ステレオ盤に収録された。アメリカでは1966年8月にリリースされたアルバム”Revolver”(Capitol)ステレオ盤に収録された。
モ ノラル・ミックスはイントロのギターが “in a town” の “in” から入っているがステレオ・ミックスは “town” から入る。また3番でリンゴのヴォーカルに対するジョンの合いの手が、モノラル・ミックスでは1節目 “life of ease” から入るがステレオ・ミックスでは2節目 “Everyone of us” から入る(同名アニメ映画では1節目から入るヴァージョンを使っている。)。なお、アルバム『イエロー・サブマリン』のモノラル盤収録分はステレオ・ミッ クスをモノラル化したものであるため、前述の差はステレオ・ミックスに準じる。『イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜』収録のデジタル・リミックス・ヴァージョンは、イントロのギターの入りはステレオ・ミックスと同じく”town”から、ジョンの合いの手はモノラル・ミックスと同じく1節目”life of ease”から入る。
英国の『メロディ・メーカー』、『ニュー・ミュージカル・エキスプレス』と米国の『キャッシュボックス』のチャートでは1位にランクされた。『ビルボード』(Billboard)誌では、1966年9月17日に、最高位の第2位を獲得。ビルボード誌1966年年間ランキングは第77位。『キャッシュボックス』誌では最高位第1位を獲得している。だが、年間ランキングでは83位と低かった。もう片面は「エリナー・リグビー」。英国では両A面で発表されたが日米では「エリナー・リグビー」をB面として発表された。アメリカでは100万枚以上のセールスを記録し、イギリスでは50万枚以上のセールスを記録している。
「Yellow Submarine 」チャート最高順位
- 2位 (アメリカ・Billboard Hot 100)
- 1位(イギリス:メロディ・メイカー)
「Yellow Submarine 」収録アルバム
「イエロー・サブマリン」 (シングルA面)…日本版のジャケットには、武道館公演の写真が使われた。
『リボルバー』
『イエロー・サブマリン』 (同名映画のサウンドトラック盤)
『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
『イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜』 (デジタル・リミックス・バージョンを収録)
『ザ・ビートルズ1』 (リマスター・バージョンを収録)
『リアル・ラヴ』 (リンゴの没台詞が入ったバージョンを収録)
「Yellow Submarine 」歌詞
「Yellow Submarine 」和訳
僕が生まれた町に
ひとりの船乗りが住んでいて
僕らに話してくれたんだ
潜水艦の国で暮らした話を
そこで 僕らは太陽に向かって出航し
やがて緑の海を見つけた
そして 揺らめく波の下
僕らは黄色い潜水艦で生活した
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦 黄色い潜水艦
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦 黄色い潜水艦
友達は全員乗りこんだ
隣にも大勢住んでいる
そして 楽隊のにぎやかな演奏が始まる
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦 黄色い潜水艦
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦 黄色い潜水艦
気楽な毎日さ
不満なんかひとつもない
空は青く、海は緑
僕らの黄色い潜水艦
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦 黄色い潜水艦
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦 黄色い潜水艦
「REVOLVER」の収録曲(全14曲)
1. Taxman(タックスマン)
2. Eleanor Rigby(エリナー・リグビー)
3. I’m Only Sleeping(アイム・オンリー・スリーピング)
4. Love You To(ラヴ・ユー・トゥ)
5. Here, There and Everywhere(ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア)
6. Yellow Submarine(イエロー・サブマリン)
7. She Said She Said(シー・セッド・シー・セッド)
8. Good Day Sunshine(グッド・デイ・サンシャイン)
9. And Your Bird Can Sing(アンド・ユア・バード・キャン・シング)
10. For No One(フォー・ノー・ワン)
11. Doctor Robert(ドクター・ロバート)
12. I Want To Tell You(アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー)
13. Got To Get You Into My Life( ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ)
14. Tomorrow Never Knows(トゥモロー・ネバー・ノウズ)
「YELLOW SUBMARINE」の収録曲(全13曲)
1.Yellow Submarine(イエロー・サブマリン )
2. Only a Northern Song(オンリー・ア・ノーザン・ソング )
3. All Together Now(オール・トゥゲザー・ナウ )
4. Hey Bulldog(ヘイ・ブルドッグ )
5. It’s All Too Much(イッツ・オール・トゥ・マッチ )
6. All You Need is Love(愛こそはすべて )
7. Pepperland(ペパーランド )
8. Sea of Time(シー・オブ・タイム )
9. Sea of Holes(シー・オブ・ホールズ)
10. Sea of Monsters(シー・オブ・モンスターズ )
11. March of Meanies(マーチ・オブ・ザ・ミーニーズ)
12. Pepperland Laid Waste(ペパーランド・レイド・ウエイスト)
13. Yellow Submarine in Pepperland(イエロー・サブマリン・イン・ペパーランド )