ウィズ・ザ・ビートルズ 赤盤-The Red Album

All My Loving (オール・マイ・ラヴィング)歌詞・対訳・動画・解説

2016/07/15

ポールによるこれぞ永遠のラブソング

イントロなしでいきなり歌が始まる形式はビートルズの新たな試みのひとつ。3連符を刻むジョンのリズムギターが高く評価された曲でもある。ビートルズのセカンド・アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』の3曲目に収録されている曲。リード・ヴォーカルはポール。ロイ・オービソンとのツアー中にバスの中で作った。

ポールの初期代表作のひとつで、現在でもライヴで演奏されるアップテンポな曲。ジョン・レノンをして「ポールは完璧な作曲の能力がある」と言わしめたほど完成された曲である。曲中で聴こえるジョン・レノンのリッケンバッカー・325を使った3連符リズムギター(オルタネイトピッキング)は、ジョンのリズムギタリストとしての才能を確認できる演奏である。ポールは、ヘフナー・500-1を使い、ランニング・ベースをしている。なお、レコード録音では3弦4フレットC#を弾くところを一ヶ所隣の2弦4フレットF#を弾くポールのミスがある。ビートルズはもともとこの曲をカントリー&ウエスタンと位置づけておりジョージ・ハリスンはグレッチ・カントリー・ジェントルマンを使っている。

この曲はアメリカ進出時に出演した人気TV番組『エド・サリヴァン・ショー』の初出演時に最初に演奏した曲としても知られる。この時、全米総人口の72%の人 (約7300万人) が彼らの演奏を見たと言われている。また、ビートルズ出演の時間帯だけマンハッタンにおける少年犯罪発生率が低下したというエピソードが残っている。なお、そのときの演奏は2枚組アルバム『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』のDisc 2や「エド・サリヴァン・ショウ」DVDに収録されている。

ポールとジョージがハモっている珍しいナンバー

 

ビートルズのナンバーではポールとジョンのハモり(ハーモニー)が多いが、この曲はポールとジョージがハモっている珍しいナンバー。ライヴでの間奏後のリフレインでは、主旋律のほぼ三度上をポールが歌い、主旋律部分はジョージが担当している。ジョンのギターのコードストロークと、主旋律の歌唱の両立が簡単でなかったため、ジョージが担当した。レコーディングでは、その部分はポールの二重唱(オーバー・ダビング)であり、(そもそも)全体が彼のダブル・トラッキングである。ライヴではサビとエンディング・パートでジョンとジョージのハミングコーラスが付く。一方、オリジナルではそれが更にダビングされている。

 

「All My Loving」収録アルバム

『ウィズ・ザ・ビートルズ』
『ミート・ザ・ビートルズ』
『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』
『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
『ザ・ビートルズ/グレイテスト・ヒッツ』
『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』
『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』
『ポール・イズ・ライブ』
『バック・イン・ザ・U.S. -ライブ2002』
『バック・イン・ザ・ワールド』

 

「All My Loving」歌詞

 

「All My Loving」和訳

目を閉じて キスしてあげよう
明日になれば僕たちは 離れ離れ
だけど覚えておいて 僕はいつだって君を想っているよ

遠く離れている間も
毎日 手紙を書いて
ありったけの愛を君に送ろう

僕は恋しくてたまらない君の唇に
キスしている自分を思い浮かべる
そして その夢が早く叶うよう祈るんだ

遠く離れている間も
毎日 手紙を書いて
ありったけの愛を君に送ろう

ありったけの愛を君に送るよ
僕の愛は 君だけのもの

目を閉じて キスしてあげよう
明日になれば僕たちは 離れ離れ
だけど覚えておいて 僕はいつだって君を想っているよ

遠く離れている間も
毎日 手紙を書いて
ありったけの愛を君に送ろう

ありったけの愛を君に送るよ
僕の愛は 君だけのもの
ありったけの愛を 僕の愛のすべてを
ありったけの愛を君に送るよ

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